江戸の二大庭園かつ国指定の特別名勝地。
徳川5代将軍の側用人・柳沢吉保が和歌の世界観を表現しようと設計した庭園として非常に有名な六義園ですが、お花見にも最適だとご存知でしたか?
名物は内庭大門をくぐるとすぐに目の前にある高さ13m、幅17mの巨大なシダレザクラ。
このシダレザクラのお花見期間中はシダレザクラと庭園内も夜間にライトアップされ、開園時間も通常は17時までなのが21時まで延びるんです。
でもシダレザクラだけを見てあとはさらーっとみて(というか何を見ていいのかよくわからず)帰ってしまうカップルが多いのも事実。
今回はそんなお花見シーズンでシダレザクラもそのほかも満喫できる春の六義園の歩きかたをご紹介いたします!
六義園の関連サイトでご紹介されている春の六義園の歩き方を参考にしつつ、今回の記事ではカップルで行きたい六義園の歩き方をご紹介いたします。
コースはこちら
まず内庭大門をくぐってシダレザクラを鑑賞します。
「え!もうメイン見ちゃうの?」
……ご安心ください。
メインを一番初めに見ても彼女さんを退屈させる心配はございません。
その巨大さから樹齢100年!……と思われがちなシダレザクラですが実際は樹齢約50年。
六義園の歴史から見れば「新参者」です。
例年の見ごろはソメイヨシノより少し早めの3月下旬といわれています。
シダレザクラを見たらお庭のながれに沿って歩いていき、池の中の島を見ましょう。
この島には人口の「山」があって(ストリートビューでは見にくいですが……)左側の山のことを「妹山」、右側の山のことを「背山」と呼びます。
なぜこんな個性的な名前なのかというと、昔は女性のことを「妹」、男性のことを「背」と呼んでいたからです。
つまりこの中の島はカップル(夫婦)を比喩しているんです。
その間に大きな石がありますが、これは「玉笹石」といって子宝を表しています。
ただの島に見えますが、やりようによってはプロポーズもできそうです。
(女性が嬉しがるかどうかは保証しない)
ヒールを日常的に履いている女性にとって六義園の足場はかならずしも「よい」とはいえないもの。
特にこの辺りは飛び石や水場も多いので躓きやすいのです。
疲れもたまりやすいのでところどころで「休憩しよう」とリードしてあげましょう。
吹上茶屋で滝見茶屋よりちょっと豪華。
500円で抹茶サービスを楽しめます。
春に六義園を観覧しているとこのあたりにはソメイヨシノが咲いています。
水場と桜を目で楽しみつつおいしいお抹茶を召し上がるのも風流ですね。
吹上茶屋で休憩したら少し段をのぼっていきます。
途中で疲れてしまった場合つつじ茶屋という休憩場所があるのでご安心ください。
ちなみにこのつつじ茶屋は本当に休憩所の柱がツツジで出来ています。
そのあとはもう少し頑張って歩いてみて園内でもっとも標高が高い藤代峠から園内を見渡してみましょう。
庭園巡りの醍醐味は最後のトークタイムだったりするのが女性の性です。
お花見期間中はライトアップもされているから2人の気分も盛り上がるかも……
「せっかく行くんならもっと詳しく鑑賞したい」
というカップルには土日祝日の11時と14時から開催されるボランティアによる庭園ガイドもおすすめです。
英語版(こちらは第1・第3日曜日のみ)もあるので外国語大好き!なカップルはあえてこちらのガイドも試しては?
六義園のお花見コースを今回はご紹介いたしましたが、
「せっかく行ったのに、ライトアップ期間外だった」
なんてことがあったら100年の恋も冷めます。
2016年のお花見情報をこちらにまとめておきますね。
庭園巡りの定番中の定番の六義園、お花見にもぜひフル活用してみては?
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