わさびを醤油に溶くのはOK?刺身のマナーをささっとおさらい

刺身と言えど油断は禁物

ご家庭でも日本人がよく食べるとされているお刺身(お造り)。
和食の会席料理の中でも「向付」として出されるので、お刺身が出た瞬間ほっとする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにお刺身のことを”お造り”とも呼びますが、これは”刺身”が「魚を切っただけ」というニュアンスなのに対して、”お造り”は、隠し包丁などの「ひと手間をかけました」という意味合いを持たせるためです。

先付・椀物のように”なじみのない料理”ではないお刺身ですが、油断は禁物です。
筆者も調べるまでわからないものもありましたが、みなさまも以下のクイズ、正しく答えられますか?

  1. お刺身をいただく順番にきまりはあるか、ないか
  2. 醤油を直にお刺身にかけるのはよいか、悪いか
  3. わさびを醤油に溶いてお刺身をいただくのはよいか、悪いか
  4. お刺身をいただくときに醤油が垂れないよう、醤油の入った小皿を持つのはよいか、悪いか
  5. お刺身についている”ツマ”は食べるべきか、残すべきか

「あれ、どっちだっけ。」
そう思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回はクイズの答え合わせをしながらお刺身のいただきかたをおさらいしていこうと思います。

クイズの答えはこちらです↓

それではさきほどのクイズの答えを上から順番に発表していきたいと思います。
恥ずかしながら筆者も全部できていたわけがないのでご安心ください。

お刺身は好きなものから食べていい…わけではない!

sashimi

器に綺麗に盛られたおいしそうなお刺身。
ついつい「どれから食べようかなあ……」なんて思ってしまいがちですが、このお刺身の盛り合わせ、食べる順番があることはあまり知られていないのではないでしょうか。
(ちなみに、どれから食べようかな?と目くばせしたりつついたりするのはお箸のマナー違反です。)

お刺身の場合は、一般的にドミノ倒しのように左下に流れるように盛り付けてあります(流し盛り)から、盛り付けを崩さないように左手前から箸をつけます
お刺身や和食に限らず、料理というものはほぼ例外なく「手前から食べる」「左から食べる」「盛ってあるものは上から食べる」が一般的です。
てっさ(ふぐ刺)は、丸い皿を回しながら外側を最初に盛り、中央に向けて仕上げる料理なので、中央から1~3枚くらいずつ取りましょう。

この原則に当てはまらない盛り付けのときは、「味の薄いものから徐々に濃いもの」という順番でいただきましょう。
具体的にお刺身で申し上げれば「白身魚(ひらめ、鯛)→貝類(つぶ、あわび、ほっき)→赤身(マグロ、ぶり)」というような感じでしょうか。
薄味のものからいただくことで、ひとつひとつの料理の風味を堪能できるのでいただく側としても”お得”です。

いきなり今日から……は難しくても少しずつ習慣化してみてはいかがでしょうか?

醤油を直にお刺身にかけるのはご法度

筆者の身の周りにも極まれにお醤油を直接かけてお刺身を食べる人はいますが、これはご法度です。
理由は量の調整がしにくいので、結果として醤油をかけすぎてしまい、お刺身本来の味がわかりにくくなってしまうからです。

正しいいただきかたは「小皿にお醤油を注いで、お刺身はそこにつけて食べる」です。
また、普段お刺身をいただくときには見慣れない赤穂シソもシソの風味が詰まった美味しい薬味です。
先をつまんだら箸でしごいて、お醤油の小皿に入れ、お刺身と一緒に味わいましょう。

わさびは醤油に溶いてはいけない

wasabi

お醤油を小皿にとっていただくまではまだわかっているという方でもやりがちなのが「醤油を注した小皿に、わさびを溶く」行為。
たしかに、いちいちわさびをお刺身につけなくてもよいので楽ですし、「失礼には当たらない」としている論調もありますが、一般的にはマナー違反です。
わさび本来の刺激や香りが醤油に溶かしてしまうと損なわれてしまうことや、そもそも和食において”混ぜる”という行為があまり美しくないというのが理由です。
(たしかに、わさびを溶いてしまった醤油って、ビジュアル的にきれいではないですよね)
わさびのただしいただき方は「お刺身の中央に少量のわさびを乗せて、お刺身を二つ折りにしてわさびを挟んだまま醤油を少しつけていただく」です。

ちなみにわさびをお箸で取るときには、逆さ箸にはせずにそのまま取りましょう。
どうしても”みんなでつつくのが気になる”という場合は給仕さんにとりわけ用のお箸を一膳お願いしましょう。

醤油がつかないためには「小皿」を持とう

「あ!…醤油が洋服に付いちゃった…せっかくおしゃれしてきたのに…」
この悲劇を防ぐためには、醤油をつけるときの小皿を使いましょう。
え、マナー違反じゃないの?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、お刺身をいただく際には醤油の小皿は持ってもよいとされています。

逆に良かれと思ってみなさまがやっているマナー違反が「お刺身を食べるときに手で受け皿を作ること」。
刺身が盛り合されたお皿を持つのは論外です。

醤油がさされた小皿を持つ方法をご紹介いたしましたが、「懐紙」を使うのもお勧めです。
懐紙はとても便利なものなので今後のコラムでも使い方をご紹介いたします。

お刺身の”ツマ”は食べられます

お刺身の横についている「ツマ」。
食べるべきか残すべきか迷ってしまいますが、本格的な料理店で出された場合、ツマも食べられます。
※スーパーの刺身パックでありがちな「敷きつまが汚れている」という場合は、残しましょう。

ツマはお刺身をいただいた後に食べると口をさっぱりさせてくれるので、次のお料理をさらに楽しむことができるのです。
大葉にくるんでいただくと食べやすいのでおすすめです。

以上お刺身のいただきかたのマナーをクイズの答え合わせ形式にご紹介してみましたがいかがでしたか?
筆者個人としては「小皿がもてる」ということはとっても意外でした。
次は焼き物のいただきかたについてお話していこうとおもいます。次のコラムにもぜひご期待ください。

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